QQQIはどこで買える?新NISA対象?証券会社比較と税金を解説

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こんにちは。管理人のTetsuDaiです。

最近、SNSや投資系のコミュニティで話題の「QQQI」。
「QQQIはどこで買えるの?」や「新NISAの成長投資枠の対象になるの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

高い配当利回りが魅力的な一方で、JEPQとの比較やデメリット、そして税金の扱いなど、購入前に知っておくべきことは山積みです。

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特に楽天証券やSBI証券、マネックス証券といった主要なネット証券での取り扱い状況や、特定口座での運用方法は気になるところですよね。

この記事では、私が実際に調べた情報を基に、それらの疑問を一つひとつ解消していきます。

この記事を読むとこんなことが分かります!
  • 2025年現在、QQQIを購入できる主要な証券会社とその特徴
  • 新NISA成長投資枠での取り扱い可否と特定口座での税務戦略
  • JEPQやQYLDと比較した際のメリット・デメリットとリスク
  • 独自の「ROC(資本の払い戻し)」による税制上の優位性
目次

QQQIはどこで買える?主要証券の取扱状況

まずは皆さんが一番知りたい「QQQIはどこで買えるのか」という点について、2025年最新の情報を整理してお伝えします。

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実は以前までは購入できる場所が限られていたのですが、私たちの熱い要望が届いたのか、現在はかなり環境が整ってきています。

SBI証券でのQQQI購入と為替コスト

業界最大手のSBI証券では、ユーザーからのリクエストに応える形でQQQIの取り扱いを開始しています。私が個人的にSBI証券をおすすめする最大の理由は、何と言っても為替コストの安さにあります。

QQQIのような米国ETFを購入するには、日本円を米ドルに換える必要がありますが、SBI証券は住信SBIネット銀行と連携することで、このコストを極限まで抑えることができます。配当金を毎月受け取るQQQIだからこそ、再投資や円転の際にかかるコストは長期的に大きな差となって現れます。

SBI証券のポイント

住信SBIネット銀行との連携で為替手数料を節約可能。分配金をドルのまま外貨建MMFで運用したり、他の米国株へ再投資したりする機能も充実しています。

楽天証券でQQQIを買う際のポイント

楽天経済圏で生活している方にとっては、楽天証券が第一の選択肢になるでしょう。こちらも現在はQQQIの取り扱いがあり、問題なく購入することができます。

楽天証券の魅力は、やはり楽天ポイントを使った投資ができる点や、画面の操作性が非常に分かりやすい点です。ただし、注意点もあります。QQQIの分配金を「円貨」で受け取る設定にしていると、毎回の受け取り時に為替手数料が発生してしまいます。

設定に注意!

長期保有でインカムゲインを最大化したい場合は、分配金の受け取り方法を必ず「外貨決済(ドル受け取り)」に設定しておきましょう。

マネックス証券でのQQQI取扱と活用法

米国株に強いという定評があるマネックス証券も、QQQIの購入先として非常に優秀です。

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特に「銘柄スカウター」という分析ツールが使えるのが大きなメリットですね。

マネックス証券は、QQQIを含むNEOS社のファンドへのアクセスを早期に提供しており、投資家からの信頼も厚いです。SBIや楽天と同様に特定口座(源泉徴収あり)に対応しているため、面倒な確定申告を避けたい方でも安心して取引ができます。

QQQIは新NISA成長投資枠の対象か

さて、ここで少し残念なお知らせをしなければなりません。「新NISAの成長投資枠でQQQIを買いたい」と考えている方は多いと思いますが、結論から言うと、QQQIは新NISAの対象外となる可能性が極めて高いです。

その理由は、新NISA制度が「毎月分配型」の投資信託やETFを除外する方針をとっているからです。QQQIは毎月分配金が出る設計になっているため、この基準に抵触してしまいます。実際に主要ネット証券のNISA対象リストを見ても、同様の仕組みを持つJEPQやQYLDは除外されています。

私の考え

NISAで買えないのは残念ですが、後述する税制上のメリット(ROC)があるため、特定口座で運用しても十分に魅力を発揮できる銘柄だと私は考えています。

QQQIの配当利回りと分配金の仕組み

QQQIの最大の魅力である配当利回り(分配金利回り)ですが、実績ベースでは年率13%〜14%程度と、非常に高い水準を記録することもあります。ただし、これはあくまで過去のデータであり、将来を約束するものではありません。

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この高い利回りの源泉は、Nasdaq-100指数のコール・オプションを売却することで得られる「オプション・プレミアム」です。

QQQIは、今の株価よりも高い価格で権利行使される「アウト・オブ・ザ・マネー(OTM)」のオプションを売ることで、株価上昇の利益もある程度狙いつつ、インカムも確保するという欲張りな戦略をとっています。

QQQIはどこで買えるか確認後の比較とリスク

購入場所が分かったところで、次は「本当にQQQIでいいのか?」という点を深掘りしていきましょう。人気ライバル商品であるJEPQやQYLDとの比較、そして投資する前に絶対に知っておくべきリスクについて解説します。

QQQIとJEPQの違いと配当比較

よく比較されるのが、大人気ETFのJEPQです。どちらもNasdaq-100に関連した高配当ETFですが、中身は結構違います。

項目QQQIJEPQ
仕組み現物株 + 指数オプション現物株 + 仕組債(ELN)
税制60/40ルール(米国)適用通常のインカム扱い
日本での課税ROC活用で有利な可能性米国10% + 国内20.315%

JEPQは仕組債(ELN)を使って収益を生み出すのに対し、QQQIは直接オプション取引を行います。私たちが受け取る分配金の手取り額に関しては、QQQIの方が「資本の払い戻し(ROC)」の仕組みによって、米国現地での課税が抑えられるケースがあり、有利になる可能性があります。

QYLDと比較したQQQIの構造的優位性

元祖カバードコールETFであるQYLDと比較すると、QQQIの進化がよく分かります。QYLDは「アット・ザ・マネー(ATM)」でオプションを売るため、株価が上昇してもその恩恵をほとんど受けられません。その結果、基準価額(NAV)が長期的に右肩下がりになりやすいという弱点があります。

一方でQQQIは「アウト・オブ・ザ・マネー(OTM)」戦略を採用しているため、株価上昇の恩恵(キャピタルゲイン)を一部享受できる構造になっています。これは、長期的に資産を減らさずに配当を受け取り続けたい私たちにとって、非常に重要なポイントです。

投資前に知るべきQQQIのデメリット

良いことばかりではありません。「QQQIを買って失敗した」とならないよう、デメリットもしっかり把握しておきましょう。

  • 下落相場には弱い: オプション料が入る分、少しはマシですが、Nasdaq-100指数が暴落すればQQQIも同じように下がります。元本保証はありません。
  • 爆上げ相場でも勝てない: 普通のNasdaq-100ETF(QQQなど)に比べると、上昇局面でのリターンは劣ります。上昇の一部を放棄して配当に回しているからです。
  • 為替リスク: ドル建て資産なので、円高になると資産価値も配当額も減ってしまいます。
投資判断は慎重に

これらはあくまで一般的なリスクです。ご自身の資産状況に合わせて、ポートフォリオの一部(サテライト枠)として検討することをお勧めします。

QQQIの分配金に含まれるROCの税制

ここが少しマニアックですが、QQQIを語る上で外せない「ROC(Return of Capital)」について解説します。これは日本語で「資本の払い戻し」と呼ばれます。

QQQIの分配金の一部は、会計上このROCに分類されることがあります。

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何が嬉しいかというと、米国側で「利益」ではなく「元本の返還」とみなされるため、米国現地税(10%)がかからない場合があるのです。

通常、米国株の配当は現地で10%引かれ、残りに日本で約20%の税金がかかります。しかし、ROC部分については現地税が0%になれば、二重課税調整(確定申告)の手間なく、手取りが増えることになります。これはJEPQにはない、QQQIならではの隠れたメリットと言えるでしょう。

特定口座におけるQQQIの税金と計算

NISAで買えない以上、特定口座(源泉徴収あり)で運用することになりますが、その際の税金計算はどうなるのでしょうか。

日本の証券会社の特定口座では、海外ETFのROCを厳密に計算するのは難しいため、実務上は「全額が配当所得」として扱われ、国内の税金(20.315%)が源泉徴収されるのが一般的です。もし米国現地税が0%だった場合、国内課税のみで完結するので非常にシンプルです。

注意点

証券会社によって対応が異なる場合がありますし、税制は変更されることもあります。正確な情報は必ず利用する証券会社や税理士さんに確認してくださいね。

QQQIはどこで買えるか等のまとめ

最後に、これまでの内容をまとめます。「qqqi どこで 買える」と探していた皆さんにとって、今は主要ネット証券で手軽に購入できる良い環境が整っています。

SBI証券、楽天証券、マネックス証券のいずれかを利用し、特定口座で運用するのが王道ルートと言えるでしょう。

TetsuDai

新NISAの対象外であることは残念ですが、ROCによる税効率の良さや、QYLDよりもNAVの維持が期待できる構造は大きな魅力です。

私自身は、ポートフォリオのアクセントとして、毎月のちょっとした贅沢のためにQQQIを活用していきたいと考えています。皆さんの投資ライフがより豊かになることを願っています!

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